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業界研究:政府系金融機関【就活体験記】

皆さんはどんな職業に就きたいですか?

私は電車の運転士になるのが夢で鉄道業界を中心に就活をしていましたが、並行して政府系金融機関も受けていました。

今回は私が就活時にまとめた政府系金融機関の企業分析を紹介いたします。

多くの就活生が憧れ、受験する政府系金融機関ではありますが、受験生の多さや募集人数の少なさからとてつもない倍率を誇っています。

政府系金融機関の基本をおさえ、他の就活生より一歩先に進みましょう。

※詳しく書いてある企業とそうでない企業がありますがご了承下さい。

政府系金融機関とは?

政府系金融機関とは、日本において経済発展や国民生活の安定などの政策を実現させるという目的達成のために設置された金融機関であり、政府が株式の多くを保有する特殊法人です。

政府系金融機関に属する企業は以下の5つです。

  • 日本政策投資銀行
  • 日本政策金融公庫
  • 沖縄振興開発金融公庫
  • 商工組合中央金庫
  • 住宅金融支援公庫

似たような機関に、農林中央金庫・信金中央金庫・全国信用協同組合連合会・労働金庫連合会といった系統中央機関がありますが、これらは政府系金融機関とは別の位置づけとなるので注意が必要です。

ちなみに、日本銀行政府系金融機関でも系統中央機関でもなく、日本国の中央銀行となります。

それぞれの役割

日本政策投資銀行

日本政策投資銀行は公共的・中立的な立場から、大企業や中企業、ベンチャー育成などへの投資・融資を行う金融機関です。

部門はざっくり分けて2つあり、法人に投融資を行う法人営業部門投資銀行部門があります。

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫は政策金融を通して、一般の銀行の補完を目的とする金融機関です。スタートアップ事業者や中小企業、第一次産業従事者を中心に融資を行っており、金利の低い融資が特徴です。

融資にかかわる事業部は国民生活事業部・中小企業事業部・農林水産事業部の3つあり、各事業部ごとに融資に携われる事業者が異なります。

国民生活事業部…スタートアップ事業者に対して融資行う事業部
中小企業事業部…中小企業(そこまで大きくない)に向けた融資を行う事業部
農林水産事業部…農林水産事業者に融資を行う事業部

新卒採用において、初めに3つの部門のどれかを選ぶ必要があるため、面接を受ける際にはなぜこの事業部なのかをはっきりさせる必要があります。

受ける事業部によって、希望するに至る原体験が用意できるとGOODです。

沖縄振興開発金融公庫

沖縄振興開発金融公庫は、沖縄の振興開発を金銭面から支援するために設立された機関です。

沖縄の地域的な課題に応える制度や地域開発などを支援する出資やベンチャー企業への出資を行う機関であり、日本政策金融公庫・金融住宅支援機構などに相当する業務も取り扱っています。

ちなみに、日本政策金融公庫から沖縄公庫に出向する場合もあるようです。

商工組合中央金庫

商工組合中央金庫は中小企業専門の金融機関であり、災害時のセーフティーネット機能を有しています。

一般向けに預金口座を設けてなく、法人向けの口座しか持たないのが特徴です。そのため、一般向けの営業はなく、法人向けの営業がメインとなります。

商工中金での営業相手は中小企業の社長です。担当することになった企業が属する業界の情報を新聞やテレビで集めることがとても大切になります(営業職全般に言えることですが…)。ので、就活時から多くの情報を集め、アウトプットする習慣があると面接で突破する可能性が上がるかもしれません。

商工中金は2026年までに完全民営化するため、今後政府系金融機関ではなくなりますが、基本的な役割は今までと変わらずに業務をこなしていくとしています。

住宅金融支援公庫

フラット35というローンを提供する機関です。

業務内容としてはフラット35などといった住宅ローンを提供する融資業務。住宅ローンが不測の事態となった際に金融機関に保険金を提供する住宅融資保険業務。長期固定金利ローンの証券化を行う証券化支援業務があります。

政府系金融機関を目指す就活生へ

政府系金融機関への入社難易度は格段に高いです。

各機関の募集要項から「政策金融を担う存在として、自ら考え果敢に挑戦できる人材」を求めていることがわかります。

自分から考え、何かに挑戦したエピソードがあればその深堀を。ない人は普段の行動(アルバイトや勉学)に挑む際、何を考えどう動いてきたかをまとめ、自分の考えをアピールできるようにしましょう。

ジリ貧
ジリ貧

日頃何も考えてないと、いざ面接となったときに痛い目を見ます。

実際私も痛い目を見ました(笑)

面接で落ちても落ち込まないために

就職活動をしていると、ESや面接で落ちるのが当たり前になってきます。

しかし、そこで落ち込んではいけません。

「この企業は自分に合ってないんだなー」程度に考えておきましょう。

1つの企業に落ちたからと言って、自分が志望する業界に適性がないなどと判断するのはナンセンス。

実際私も第1志望の企業からサイレント落選を食らいましたが、それでも第1志望の業界から内定をいただきました。

ジリ貧
ジリ貧

諦めてはいけません!

おわりに

いかがでしたでしょうか。

政府系金融機関は国民生活を支えるために動く機関です。政策金融を通して何を実現したいのかを明確にして就職活動に挑みましょう。

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